🎸 日本を揺るがせた“音楽の黒船”

今からちょうど59年前の今日、1966年6月29日、イギリスのロックバンド「ザ・ビートルズ」が初めて日本の地を踏みました。 羽田空港には1,000人以上のファンと報道陣が詰めかけ、騒然とした雰囲気の中で、4人の“革命児”たちは静かに到着。 日本で初めてのロックバンドによる大規模な公演を行うための来日でした。

🏯 異例の「武道館コンサート」

ビートルズは6月30日から7月2日まで、日本武道館で計5回のライブを開催。武道の聖地である武道館を“ロックバンドが使う”ことへの反発もありましたが、公演は成功。 各回とも約30分、演奏曲は「Paperback Writer」「Day Tripper」「Yesterday」など11曲。

• 6月30日（木）18:30 – 初日公演
• 7月1日（金）14:00 / 18:30 – 昼夜2回公演
• 7月2日（土）18:30 – 最終公演

🛡️ 3万人超の厳戒警備

当時、国内の保守層からは「ロック＝不良文化」という見方もあり、主催者や警察は前例のない厳重警備を敷きました。 宿泊先である東京ヒルトンホテル（現ザ・キャピトルホテル東急）も完全封鎖。 会見は最小限、移動はすべて機動隊に護衛されるという状態で、世界ツアーの中でも“最も隔離された滞在”だったといわれています。

🌟 日本に与えたカルチャーインパクト

ビートルズ来日公演は、単なる音楽イベントを超えた“文化の衝撃”でした。

• 若者文化の目覚め： ロックが「自由と個性の象徴」として浸透。
• 日本の音楽史の転機： グループ・サウンズや後のJ-POPの原点に。
• 武道館＝世界アーティストの舞台： ボブ・ディラン、マイケル・ジャクソン、テイラー・スウィフトも公演。

📺 映像で振り返るビートルズ来日

以下の映像・資料から、1966年当時の興奮を追体験してみましょう：

• ▶ YouTube：ビートルズ来日記録映像
• ▶ 朝日新聞：全記録